不安定日記

若年性認知症予備軍の旦那との日常

あっという間に10月

気付けば10月。始めたばかりのブログを放置してしまった。

いろいろあったが…

まず、旦那が流行り病に感染した。幸い夏休み期間だったので、濃厚接触者は私のみ。不幸中の幸いだった。そして発症すぐに、心配してくださった方がイベルメクチンを分けて下さった。夫婦で摂取したところ旦那は翌日には熱が下がり始め、悪化することなく回復した。私は旦那の発症前後、当然ながら食事も一緒。結構な時間クーラーのきいたクルマでノーマスク。なんならペットボトルのドリンクもシェアしていたが、旦那の発症5日後に受けた検査結果は何と陰性!もちろん無症状。

海外では既にウイルスを抑制する効果が認められているが、日本では未承認。賛否両論あるかと思うが、旦那の回復劇と私の陰性結果から考えると、やはりイベルメクチンの効果だったのでは?と感謝した。

しかし、自宅隔離はそれなりに大変だった。やはり、認知機能が低下する。

また、私が陰性だったことは非常に嬉しいことなのだか、この場合、旦那が自宅療養明けからさらに2週間出勤禁止なのだ。皆さんのサポートもあり、何とか在宅勤務で乗りきった。

そして、先月人間ドック。何と、初めて病院から電話あった。婦人科検診の結果が良くなかったらしい。詳細は、先生から…ということで、病状は教えてもらえなかった。最短で調整可能な受診日が、今週末。以前も何度か再検査だったが、今回はレベルが違うようだ。これにはかなりダメージを受けた。旦那がどうもおかしい?と感じた頃と同じように、病気について検索ばかりしてしまう。もし、私が先に死んでしまったら旦那はどうなってしまうのだろう…と、そればかりが頭をぐるぐるまわる。

因みに旦那の健診結果は、既に郵送で届いており、とても健康!経過観察は「痩せすぎ」のみ。昔から痩型で、さらに炭水化物を減らす食生活や不摂生が無くなったため、181cm60kg。もうちょっと摂取カロリー増やさないとな…と反省する。

次から次から、よくもまぁここまで続くものだ。

でも、良いこともあった。

旦那の精神障害3級が決まった。しかし、会社からは、「これで、きちんと病気に配慮した形で仕事を続けてもらえます。これからもできることを少しずつ増やしながら頑張りましょう」という暖かい言葉と、今のままの総合職での雇用継続が決まったのだ。

迷惑をかけながら続けるくらいなら、いっそ早期退職を…と考えていたが、自宅療養期間中の認知機能の悪さを考えると、やはり、家の中でじっとしていることは良くない。社会と関わりをもって過ごすことがいかに大切か実感したので、とてもありがたかった。

さて、明日から1週間頑張ろう。とりあえず、今できることは…早く寝ることだけだ。

忙しい日々

病院と区役所とスケジュール調整で忙しい日々。
まずは、精神障害者手帳と自立支援医療の申請。
手帳取得は、結果としてとれなかったとしても「このように進めています。放置していません。」という意思表示を会社に示さないといけないからだ。今まで総合職としての評価だった。当然毎年評価と年収はぐんぐん下がる。しかし、このまま総合職での雇用し続けることは厳しくなる可能性があると言われた。障害者雇用に変更することで雇用が守られる。今の状態だと取得できたとしても3級だそうだ。旦那は在職中のため、3級を取得できれば障害年金の対象にもなる。多分月100,000円ほどだが、それでも有り難いことだ。
併せて、自立支援医療申請。こちらは、医療費が1割負担になるそうだ。
病院は、無呼吸関連。アルツハイマーの原因の1つとも言われている。4年前、一度検査をしたが、その際は軽度で治療の対象にはならなかった。今回思うところが有り、再検査。受診後別日に1泊入院検査。またまた別日に検査結果を聞くために受診。やはり、悪くなっていた。中度の無呼吸。1時間に何度無呼吸・低呼吸状態になるかという検査で、前回9回、今回22回。ただ、40回以上で無いと保険適用の治療対象にはならないそうだ。そのため、一度CPAPという睡眠時に取り付けるマスクをレンタルし、家で使い慣らし,再度検査入院をする。使用前後の比較で、効果が出れば保険適用での治療が始められるそう。
そして、障害者職業センターでの職業評価。そのために事前打ち合せ。これは、現在の旦那がどのような事が出来て出来ないかを診断し、今後の業務内容に活かすため。当然ここには所属長のスケジューリングも必要になっていた。この障害者職業センターでの事前打ち合せでは、地下鉄乗り換えに手こずって旦那がキレると言うおまけ付きだった。このとき初めて、旦那が一人で知らない場所に辿り着くことが難しい事を知った。そうか・・・そうなのか・・・。辛い現実だ。まあ、規模の大きな温泉宿だと,お風呂の場所がわからなくなったりしていたので,当然と言えば当然だが。
そんなこんなで、私もかなり仕事を休まなければならない。コレが辛い。有給はたくさんあるので問題ないが、仕事が進まないのだ。なんとかやりくりしているが,そろそろ限界だ。
私こそ、職種変更が必要なんじゃないかと思えてくる。明日から、どうやって様々な締め切りに間に合わせたら良いのが、見当もつかない。何とかするしかないんだけれど。

あれ?

先週かなり調子が悪かった旦那。わたしのメンタルも旦那の状態にあわせてぐんぐん低下していたのだが・・・。

先週中頃から、なぜかいきなり以前のように落ち着いた。一番分かりやすいのは、記憶。昨日のこと、その前のこと、そして、少し前に話したこと。全く忘れていない。当たり前のように、普通の会話もさらさら続く。

思い返してみると、わたしが原因かもしれない。忙しくいっぱいいっぱいで、かなりピリピリしていた。旦那に対してもかなりイライラしながら接していた。そこに旦那の不調で、さらにわたしがイライラしてしまう。悪循環だった。

今お世話になっているクリニックの先生がおっしゃっていた事を思い出す。「調子が悪いということを感じることは悪い事じゃないですよ。だって、いいときがあるわけですから。本当に状況が悪くなっていってるなら、それさえ感じなくなります。」と。

確かに、そうかもしれない。

毎日いろんなことがあって、いつも穏やかてではいられないけれど、何とかなってるんだなぁ。

2、3ヶ月に心底悩んでいたことは、そうでもなかった。先週、もうダメだ・・・と思った事も、何とかなっている。

最悪のことばかり考えて、前のめりに悩んでしまうけど、結局まわりに助けられている。わたしがまわりを信用できなくて、ひとりで辛くなっていた。実際は、わたし以上に温かく旦那の今後を考えて、サポートしてくれている。

情けない、でも、凄く嬉しくてありがたい。