不安定日記

若年性認知症予備軍の旦那との日常

介護者の健康って、とっても大事。

先日、私の手術が終わった。病理検査も兼ねているので終わったわけではないが、とりあえず退院して、自宅療養となった。今のところ特に辛いこともなくゆっくり過ごしている。たった2泊3日だったが、入院するまでは旦那を一人で置いておくことが心配だった。ほんの2年前は、3,4日出張で家を空けることに不安を感じたことは無かったが・・・。やはり進行はしてるんだなぁと実感する。そして、旦那は私が入院して手術をするということもなかなか憶えられない。過剰に心配して欲しいとは思わないが、ちょっと寂しい。手術を控えた7月の3連休、大好きないつもの温泉地へ出かけた。「今度いつ来られるかわからないな」と思いながら。
旦那は「いつでもこれるよ!」と、笑う。「だから、私の健康状態によるんだって」と、返す。旦那ははっとして「あ、そうだった・・・」という。私はいつも旦那の心配をしてるのに、なんだか不公平だな~。
この温泉地は、5年前旦那の初めての物忘れ外来受診直後にも同じ日付でお邪魔している。その際妹にぼやいたことがあったっけ。「今までは、出かけるときさっと私の靴を出してくれた。扉を開けてくれた。私の心配をしてくれた。なのに、今は全然気づかない。自分のことしか気づけない」と。妹は笑って言った。「うちの旦那は病気じゃ無いけどいつもそうだよ。ふつーふつー。今までの兄ちゃん、さすがだね」と。
5年前、二度とこれないかも知れないと思いながら温泉に浸かった。でも、この5年間欠かさず(コロナ渦は除く)行くことが出来た。
大きな温泉旅館だと迷ってしまい不安が増してしまうので、小規模の旅館が増えたが、私もその方が好みなのでちょうど良いな。
うん、そんなに悪くないか。
この後、検査結果が悪ければ、もっと長い入院生活が待っている。そのとき、旦那をどうしたらいいのだろう。自分の病状より、旦那をどうしようという不安のほうが遙かに大きい。まあ、今から考えても仕方が無いので、とりあえず山積みの仕事と、間近に迫った自分の試験勉強でもするとしよう。

×

非ログインユーザーとして返信する