不安定日記

若年性認知症予備軍の旦那との日常

今思うこと

初めて認知症検査を受けてから、4年。

現在の状況。

ありがたいことに、金銭面や日常生活においてサポートも必要がなく何も問題が無い。

何なら、4年前より「穏やかな普通の生活」じゃないのだろうか。

4年前、今後直ぐに様々なことで今までと違う生活になると思っていた。

わたしがネットで検索して得た情報からして、もっと本格的な介護が必要な状態になってしまうと思っていた。

実際、そうはならなかった。

それは、この4年いろんなことに取り組んだお陰かも知れないし、そうでは無いかも知れない。

ただ、何もしなかったら、わたしが壊れていたと思う。良くなるかも知れないという希望があったから、ここまでこれた。

発症を食い止めたいと試行錯誤した日々が無かったら、きっとわたしが不安で潰れていたと思う。

今回の4年ぶりの検査結果は、結局MCIとなった。まだ発症ではないとの事だ。

でも、MMSE等の検査やSPECTでは、前回よりも悪くなっていた。だから、目指していた改善や完治ではない。

いろんな考え方があると思う。

認知症のひとが、楽しく幸せで暮らせる社会。

そのための環境や人々の意識改革。

保証。

でも、敢えて言わせてもらえば、

自分の配偶者が若くして認知症になるということで良いことなんか無い。わたしは本人ではないから、本人感情は別として。

あるブログで、認知症の方が恋をして、症状が改善して再婚したというのがあった。

わたしは、旦那が素敵な方と恋をして、もしもMCIが治るとするなら、「もう元気になったから。君は要らないよ。じゃあね」と、捨てられてもいいと思ったりする。

それは、これから先どんな困難があるのかを先輩方のブログ等で拝見し、逃げたいからかもしれない。またはこの4年間で、旦那に対して優しく寄り添えなかったことへの懺悔の気持ちなのかも知れない。

これから先、どんな未来になるかはわからないけれど、その時その時に考え抜いて自己責任で「今のわたしができることの最善」を選択していくしか無いのかなと、思う。

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